2018年11月1日木曜日

1ヶ月英語記事要約チャレンジを実施してみて

こんにちは、きたとも(@kitatomy)です。

英語の勉強がてら、10月のあいだは毎日1記事英語記事を読み、日本語に要約するチャレンジ (#英語記事要約チャレンジ) をしてきました。 気づきなどを記しておきたいと思います。

何をやったのか?

  • 1日1記事、英語の記事を読んで、日本語に要約する
  • webマーケティグ系の記事を中心に、自分の仕事に関連しそうな記事を選ぶ

RSSリーダーにwebマーケティング系のblogを複数登録して、そこから選んで読みました。

何でやったのか?

  • 英語の長文読解に慣れたかったから
  • 自分の知らない知識の習得をしたかったから
  • 英語でしかアクセスできない情報が本当にあるのか確かめたかったから

インターネット上のコンテンツで使用されている言語は圧倒的に英語が多い、という事実を実際に自分で確かめてみたかったのです。
最新の結果では(Languages used on the Internet)、全webサイトのうち英語のコンテンツは53.1%、日本語のコンテンツは3.6%となっており、約15倍もコンテンツの量に差があります。

webメディアでは英語の記事を日本語化しているものも見かけますが、全部を日本語訳しているわけではないし、日本語化されていない記事やニュースを知ることができたら、もしかしたら役にたつかもしれないなと思いました。
なので自分一人でただ読むだけじゃなく、日本語の要約をつけてTwitterでつぶやきました。

やってよかったこと

  • 長文を読む抵抗感が少し減った
  • 新しい視点を得られた
  • 日本語では得られない情報があるということがわかった

自分がRSSリーダーに登録していた情報が偏っていた可能性はあるけれど、日本語記事ではあまり見たことがない情報を得ることができた。

取り上げる回数が多めになった記事は「音声検索」について。
今後5年で音声検索の使用率は高まってくるという調査結果が出ていたり、顧客が使う場面を想定してカスタマージャーニーを作って検索ワードを考えて対策しようという内容など。
音声検索はあまり日本では注目されていないように思える。その分野に自分が今後関わるかどうかは分からないけれど、ちょっと先回りして知れた気がするのでよかった。

あとはアメリカのブライダル企業のマーケティング成功の話も面白かった。
日本だとITを使って業績を立て直した旅館の「陣屋」さんに似ている感じがあって、戦略を立てて実行していくすごさを感じた。

改善が必要なところ

  • 1日1記事だと、がっつり長文は読めない(読むスピードが遅いので)
  • もっと多くの人に見てもらえるようにすべきだった
  • 記事の選定が微妙?

苦手意識が減ってきたとはいえ読むスピードがとても遅く、「3分で読める」と書いてある記事に1時間くらいかかっていた。。
ボリュームがあって有用そうな記事だな、というものもあったけれど、時間の制約で諦めざるを得なかった。( 要約でまとめきれなさそうだったということもある。)

また、マーケティング系の記事を読んでるのであれば、もっといろんな人に読んでもらえるように工夫をすべきだったなと思います。
それは記事選び自体の問題もあると反省しています。
1日1記事が達成できそうな記事を選んでいたので、テーマ的に微妙なものもいくつかありました。

全部自分のためにやっていたことなので英文読んで要約するので精一杯だったのですが、今後はもう少し読む人の利益になりそうな話題を選んでいきたいと思います。

まとめ

10月の1ヶ月間は続けたということで、いったん #英語記事翻訳チャレンジ は休止します。
12月のTOEICに向けて本腰を入れていきたいと思います。

ただ、英語の記事のチェックは続けるつもりなので、不定期でも紹介したいなと思います!

2018年8月7日火曜日

英語苦手なwebディレが約8ヶ月英語を勉強して、超初心者から初心者になった話

東北地方在住webディレクターのきたとも(@kitatomy)です。

突然ですが、英語は得意ですか?私はめちゃくちゃ苦手でした。
英語苦手だった私ですが、昨年12月ごろから英語の勉強を始めて今年の7月末にTOEICを受けてきました。

英語レベルはいまだに初心者で会話も全然ダメなレベルなんですが、超初心者から初心者くらいにはなったかな…?ということで、今までやってきた英語の勉強について書いていこうと思います。
これから英語をやってみようかなという人の参考になれば幸いです。

なんで英語を勉強しようと思ったのか?

一番大きな理由は「最低限のコミュニケーションを取れるようになりたい」と思ったということです。

約6年前にいまの会社に入って、その当初から(人の入れ替わりはあるものの)ずっと外国人スタッフが在籍しています。それも一人ではなく複数人。
入社当初は上司がデンマーク人だったり、社員の半分が外国人スタッフという時期もありました。

英語での社内ミーティングがあることもしばしばありましたが、周りのスタッフに助けてもらいながらなんとか参加する…というありさまでした。

そういう状況だったために入社当初「英語がわからなすぎてやばいぞ」と思い勉強し始めたものの、半年くらいで挫折しています。
日本語を話せる外国人スタッフもいたので、英語は使わなくともなんとかなる、という状況にだいぶ甘えてしまいました。
また、プロジェクトで彼らと一緒になることはほとんどなかったので、日本語だけでも支障はないし勉強しなくてもいいかなと思ってしまいました。

再度勉強しようと思い立ったのは、去年の12月ごろ。
新しい外国人スタッフ数名(日本語はほぼできない)が入社し、ランチのときに日本人スタッフと英語で雑談をしているところ、英語ができないのは私ひとり。
なんとなーく分かったふりをして聞いていたけど、何を話してるのかほとんど分からない。「えっ、いまの笑うとこだった!?」と周りの反応を見てリアクションしちゃったり、彼らの母国の話とかをしているのに理解できなくて悔しかったり…。

一般教養のレベルとして私マズイのかも…と本気で思い、せめて彼らが何を言っているのかが分かるレベルになろうと決意し、勉強を始めました。

英語の勉強するメリット

日本で働いていて仕事で英語を使わなければ、勉強する必要性は皆無でしょう。使わないから「英語を勉強する」ということが選択肢にも入らないということも分かります。

普段英語を使わない人が英語を勉強するメリットを挙げるとすれば、情報入手先の選択肢がぐっと広がるということではないかと思います。
英語の情報源にアクセスできるようになるので、日本語だけで情報を得るよりも情報量が格段に増えます。

Languages used on the Internet によると、インターネット上のコンテンツで使用されている言語は圧倒的に英語が多く、ネット上のコンテンツの52.4%が英語です。2位以下の言語は一桁%しかありません。日本語は6位で4.0%です。
英語の記事が日本語化されることもありますが、それにしても圧倒的な情報量の差がありますね。これは正直びっくりしました。

同業で英語を比較的使っているのはエンジニアですが、知りたいことの情報が英語のみだったり業務で英語を使う必要があるため、英語を勉強をされている方が多い印象です。

これを自分の職業に当てはめると、私の場合は英語で情報を探す必要性はほぼ皆無なんですよね。
日本語だけで足りてしまっているということなんですが、これは知らず知らずのうちに視野を狭めてしまっているのではないかという漠然とした不安があります。英語ができれば、今の自分がリーチできていない情報に到達できる可能性があるのではないか。

この状況から抜け出す一歩として、英語を学んでみるというのは価値のあることなんじゃないかなと私は思います。

勉強するぞ!…の前に考えたこと

前回挫折した経緯があるので、無理のない範囲で続けられるように下記のポリシーで勉強することにしました。

  • 1日5分でもいいから毎日継続する
  • 1日あたりの勉強時間は無理のない範囲で作る
  • はじめはお金をかけすぎないようにする
  • 自分のレベルに合ってる教材を使う

1日5分でもいいから毎日継続する

勉強は続けないと効果がないというのは、自分の中の感覚としてありました。ある期間がっつり勉強しても、使わない期間があると忘れてしまって使いたいときに使えないんです。
前回挫折したということもふまえて、絶対に無理はせずに継続できるようにしようと決めました。まずは1日5分でもいいから英語に触れる時間を作って、英語に慣れながら適宜最適な目標を設定していくようにしようと思いました。

1日あたりの勉強時間は無理のない範囲で作る

英語やるぞ!と思うものの、1日は24時間しかありません。
日々働く私たちは、結構忙しいものです。その中で勉強時間を捻出するには、今までやっていた何かを捨てないといけません。
自分のやりたいことと天秤にかけて、1日あたりどれくらい英語の勉強に時間を割けるかを考えました。

はじめはお金をかけすぎないようにする

英会話スクールなどにお金を払えばそれなりの学習が受けられて上達も早いとは思うのですが、目標が定まっていない中で高額な出費をするのはどうかなという気持ちがありました。スクールに通うとなると時間の捻出も大きな課題です。
もちろんそれなりの費用対効果があるものだと思うので、スクールを選ぶことが間違いというわけではないです。

自分のレベルに合ってる教材を使う

これは別の資格試験勉強をしていた時に痛感したことなんですが、自分のレベルに合ってない教材を使うと勉強がつらすぎて挫折します。
こんな易しい教材使ってて大丈夫なんだろうか…と思うかもしれませんが、続けていけばそのうちレベルが上がってくるので、まずは焦らず自分のペースでやるのが大切です。

勉強するぞと決めたら、こんな感じで自分なりのポリシーを決めるのはいいんじゃないかなと思います。

日々の英語の勉強で実際にやったこと

私は基本的に家で机に向かって勉強するスタイルなので、下記は机に向かって勉強するタイプの勉強法がメインになります。

文法のおさらい

まずは文法の基礎をもう一度やらねばと思い、英文法のドリルをやることに。 使ったドリルはこちら。
Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル

多分6年前に買った本だと思うんですが、英文法のドリルでは結構評価の高い本のようです。
1回6〜8ページくらいの内容で、テストを含めて30日分あります。1回にやる量のハードルが低めで30分くらいあれば終わるので、毎日無理なく続けられます。

中身の説明も分かりやすいので、中学英語の再学習にはもってこいなんじゃないかなと思います。

余談ですが、amazonで調べてみたら今年の3月に「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル2」が出ていたみたいなので、やってみようかな〜と思います。(Kindle Unlimitedの対象になってる…!)

会話表現を学ぶ

実際の会話を聞いて理解できるようになるために、NHKラジオの英語講座を聞くことにしました。

NHKラジオはレベル別に豊富な講座があります。どの講座がいいのかと悩みましたが、中3レベルの文法をやったところなので「基礎英語3」(中3レベルの英語/以下基礎3)と「ラジオ英会話」(基礎英語3より少し上くらいのレベル)を聞くことにしました。
NHKの英語講座は1日に2〜3回配信していて、この2つの講座は連続して聞けるので選んだというのもあります。基礎3とラジオ英会話の1回の放送はそれぞれ15分なので、2講座聞いても30分です。

基礎3とラジオ英会話は、会話を聞いて→その日のポイントのフレーズの解説 という流れです。
初めて基礎3を聞いたときは会話の速度についていけず(易しい英語&ゆっくり話しているというのに) だいぶ落ち込みましたが、聞いていくうちに慣れてきて今では会話の内容はテキストを見なくてもなんとなく分かるようになってきました。

英語講座はテキストが月400円程度で、かなりお安く&お手軽に学べるのでコスパは良いです。
テレビを全く見ないのにNHK受信料払ってますが、ラジオのために払ってると思えばまぁいいかなと思ってしまいました。(笑)

放送時間に合わせるのはちょっと…という場合には聞き逃し用のアプリもあり、聞き逃した週の翌週に1週間だけ聞けるので自分の都合のつく時に聞くというのもアリですね。
今後も継続していきたいと思います。

語彙力の増強

圧倒的語彙力不足は認識していたので、英単語の勉強は別途行いました。
kindleで英単語の本を見ていたところ、prime会員は無料で読める本があったのでそれを使うことにしました。(現在はKindle Unlimitedでの読み放題対象になっています)
改訂版 キクタン Basic 4000

1回分が16単語なので、サクッとできます。
音声がアプリから無料ダウンロードできるのでそれを聴きながら学習できます。やたらリズミカルな音に合わせて、16単語を1分30秒くらいで読み上げます。毎日やると70日で完了します。

単語を使った例文も書いてあるので、それを見ながら使い方を確認できるのもよいです。
別売りの音声では例文も読み上げてくれるみたいです。

毎日単語を読み上げていたのですがなかなか覚えられなかったので、ノートに例文も書くということをやりました。
眺めているよりも効果がありそうでしたが、結局時間が経つと忘れてしまので、一回に時間をかけるよりも、何度も反復練習して定着させた方がよさそうな気がしました。

やってよかったこと、改善していきたいところ

やってよかったことは「NHKラジオ講座での習慣化」と「Kindle Unlimited契約」、改善していきたいところは、「英文を読む」「会話をしてみる」ということです。

NHKラジオ講座での習慣化

私が聞いていたラジオ講座は平日1回15分×2講座で、放送時間が決まってるので必ずその時間は講座を聞くようにしました。アプリの再放送ではなくリアルタイムの放送を聞くことで、半ば強制的に机に向かわざるを得ない状況となります。
私は怠惰な人間ので、この「強制力」に従うことで習慣にしました。慣れると全然苦にならないです。

Kindle Unlimited契約

英語の勉強とは別でKindle Unlimitedの30日お試しを使ってみたのですが、思ったよりも豊富なラインナップで、英語関連の本もそこそこあるため継続して使っています。英語本はだいたい本1冊1,000円くらいなので、平均して月に1冊以上読むなら契約してもいいと思います。英語本以外にもマンガとかビジネス書も読めますし…!
固定レイアウトの本がたまにあるので、iPadなどのタブレット端末推奨です。

英文を読む

講座を毎日聞くだけでは、長文の英語を読む能力は養いにくいと感じています。
英語のニュースを読む、などを日常の勉強のセットの中に組み込めるといいのかなと思っています。ここはまだ考え中です。

会話をしてみる

勉強しているわりに、英語の会話が怖くて会社の外国人スタッフとはまだあまり話せていません…。(苦笑)
話す練習すると話せるようになるよ!と言われているのですが、なかなか勇気が出ず。チャットとか簡単な会話は少しずつやってみているので、もっと思い切りが必要だと思ってます。

数ヶ月英語を勉強して変わったこと

英語を勉強して、実際に何か変化が起きたのかというと、少しずつ変化してきているかな…?程度の実感はありました。

  • 外国人スタッフのプレゼンを聞く機会があり、そこで言っていることをなんとなく理解できる(易しめの英語&プレゼン資料のおかげということもある)
  • 簡単な英語が相手に伝わる
  • 英語の文章が出てきてもいきなり拒否反応を示すようなことは少なくなってきた
  • 「英語少しできるようになったね、勉強したの?」と社長に言われる
  • 英語の雑談で話している内容の2割くらいが分かるようになってきた

正直まだ会話が苦手なので、とっさに反応したりはほぼできません。
でも少しでも成果が見えると「勉強が役に立ってる…!」とうれしくなり、モチベーションにつながります。

まとめ

まだまだ初心者の域を出ないレベルですが、勉強を続けることでほんの少し成長を感じられるのはやっててよかったなと思います。

こういう勉強はやり始めるまで腰が重くなりがちです。
一番大切なのは、まずは少しずつやってみるということなんじゃないかなと思います。
私はほとんど使ってないのですが、英語アプリでも良いものがあるみたいなので、通勤時間に勉強するという方法もありなんじゃないかなと思います。

私個人としては今後も勉強を続けて英語力を向上させるのはもちろんですが、英語のコンテンツに触れる時間を増やしていきたいなと思います。
Tipsが溜まったらまた書きたいと思います。
あとは同業で英語を勉強している仲間ができるといいなぁー。笑

2018年3月3日土曜日

2018年2月のこと

もう3月になってしまったけど、2月のことを振り返り。

ウェブアクセシビリティの学校in東京 に行った

2月3日にウェブアクセシビリティの学校in東京に行ってきた。レポートは下記。 『Webアクセシビリティの学校 in 東京』 に参加しました

セミナーの後で本を買って読み始める。三冊買って、一冊は読み終わった。
本を読んで改めて感じたのが、知らないと結構目から鱗なこともあるけど、やることとしては結構簡単なことも多いので、アクセシビリティに対応するというよりもそれを考えるということが普通という状況になるといいなぁと思う。

英語の勉強3ヶ月目

昨年の12月から英語を勉強し始めている。今まで何度も挑戦して途中で挫折してきたけども今回は続いている。
勉強方法は、

  • NHKラジオの基礎英語3とラジオ英会話を平日決まった時間に聞く
  • キクタンを聞いてノートに書き取る(prime readingで読めるやつなのでプライム会員は無料。しかも音声もダウンロードできる。すごい)

ということを今はやっている。
ラジオは放送時間が決まってるので、毎日決まった時間に強制的にやることで習慣化されているので続けられてる。ラジオを好きなタイミングで聞いてやってたら多分続いてない。自分の性質からして。(1週間は無料で後から聞ける仕組みもあります)

NHKラジオを聴き始めたのは1月からなので、ラジオは2ヶ月目。聴き始めた時は英語のスピードが速くて(一般的には結構遅めのスピードだと思う)本当に何を言っているのかわからなくて軽くショックを受けたりしたけれど、 2ヶ月が経過してみて、全ての意味が分かるわけではないけど聞いただけで何となく話が見えてくるようになってきた。実践レベルには程遠いけどちょっとは進歩してる、と思いたい。 あと一昨日会社で英語のプレゼンを聞いたんですが、そこで言っていることが前よりも苦手意識がなく聞けて、スライドに書いてある英語もなんとなく理解することができて少し嬉しくなった。結構簡単な英語を使ってくれてたんだと思うんだけど、それでも嬉しいもんは嬉しい。

勉強中は本当苦しいことの連続でただただ辛いことが多いけど、こういう一瞬「楽しい」と思えることが出てくると勉強の成果が見えて嬉しいし、勉強をもっとすればこれが増えていくんだなぁと思う。地道なことだけど頑張っていこうと思う。

[読んだ本] チームが機能するとはどういうことか

学習し続けるチームを作る、というテーマの本。すごく良い本だった。
例が多い感じはあったけど、体系的にまとめられていてすごくためになった。これについては別にblogを書こうと思っている。
チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ [amzonリンク]

[読んだ本]税務署が嫌がる「税金0円」の裏技

節税、って言葉としては知っているけど、会社員である自分には関係ないなと思っていてあまり意識したことがなかった。
保険と個人年金に入ってるので「毎年年末調整でちょっと還付があって嬉しいなぁ」くらいにしか思っていなかった。節税って、それ以外にもできることがあるというのは(恥ずかしながら)初めて知った。知っておいて損はないというか、知らないと損するんだなと思った。

この本に書いてあることを全部やろうと思うとまた別の知識が必要になるので(不動産購入とか…) まるっとやるのは難しいにしろ、できることをやってみて来年は私も確定申告しようと思う。 税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ (双葉新書) [amazonリンク]

ポートフォリオサイト作ってる

イベントがあったり、本が出てたり、最近何かと話題になっているポートフォリオサイト。
話題に上がってるから作りたいというわけではなく、前々から作ろうと思っていてなかなか進んでいないという。笑 3月中には形にしたいけど顧客案件ばっかりだから外部公開はできないので、まぁひっそりと。

スノボに行った

写真: スキー場

雪国に移住してきたわりにウィンタースポーツはあまりやってこなくて、ちょっともったいないなという気持ちもあり、昨シーズンにスノボのレッスンを受けた。めっちゃ初心者。今回はレッスンではなく、ゴンドラやらリフトやらに乗って滑った。
たまに転んだりするけど、まあまあなんとか去年の勘を取り戻しつつ下まで降りてこれた。斜面に対して直角に板を滑らすことはまだ怖くてできない。
次のステップは、ターンができることらしい。一瞬後ろ向きになって滑る感じ。何度か挑戦してみたけど、腰が引けて怖くてこけた。今年か来年かわからんけど、ターンを習得したい所存

誕生日だった

SNS には誕生日は載せてない。
誕生日についてFacebookですごく共感することを書いていた方がいて、要約すると「誕生日は大切な人に数人に祝ってもらえればそれでいいし、SNSで繋がってる関係の薄い人に気を使ってもらうとこっちも気を使わないといけないから、誕生日は載せない」という趣旨のことで。(…と記憶してるけど、曲解してたらどうしよう)
確かになーと思って、SNSで誕生日おめでとうを言われるのは嬉しいし、言ってる方も心から言ってくれてると思うけど、なんか半ば義務感のように感じさせてしまうのが申し訳ないというか。「◯◯さんのお誕生日です!」って通知に出てきて「おめでとう言わなきゃ」って思わせて言ってもらう言葉ってはたしてどうなの、って考えちゃったりする。そして言われたら「お返ししなきゃ」みたいな義務感。
…とかごちゃごちゃ考えてしまう。こういうこと思ってるから友達が少ないんだろうけど、まぁ別にいいか。

大切な人達におめでとうって言ってもらえるだけで、私は嬉しいしとても幸せだと思う。
私も大切な人にきちんと言いたい。

お弁当を作って持って行くようになった

2月の後半から、毎日お弁当を作って持って行くようになった。毎月昼食代に結構なお金かかってるんじゃないと指摘されて、とりあえずやってみようと思った。 冷凍庫にお弁当を丸ごと入れるという方法を紹介してるインスタの人気アカウントがあるという記事をみて、弁当まるまるとは言わずとも冷凍である程度乗り切れるかなと思いやってみたらイイ感じにハマっている。

ご飯を弁当箱に詰めて冷凍(or 冷蔵)して、おかずは休日にまとめていくつか作って、弁当箱に収まるちょうどのサイズになるように紙のカップに詰めて冷凍しておく。持っていくときは、弁当箱の空いてるスペースにそのおかずをはめ込むだけ。冷凍食品を使ったり、晩御飯残りを入れたりもする。冷凍おかずのおかげで、朝お弁当をセットするのに2〜3分でできるのでめっちゃ楽。
お弁当もいままで何度もやってきて挫折してきたけど、これだったら続けられそうな気がしている。

母親が割としっかりしている人で、私が一人暮らしをし始めてからも「ご飯を作るのはしっかりしなきゃいけないんだ」みたいな意識があって、手抜きの仕方がわからない期間が長くあったけども、ようやくよい手抜きの方法がわかってきたように思う。一人暮らし何年目なんだっていう感じだけど。

そんなこんなの2月でした。おわり

2018年2月10日土曜日

『Webアクセシビリティの学校 in 東京』 に参加しました

写真:会場のイメージ

2月3日(土) に開催された『Webアクセシビリティの学校 in 東京』に参加してきました。

インフォクシアさんがWebアクセシビリティのビギナー向けに開催しているセミナーで、全国各地で開催されています。今回は2年ぶりの東京開催だったそうです。

セミナーは学校の時間割のように4時間構成になっていて、前半2時間分はWebアクセシビリティの概要、後半2時間分は実際のWeb制作における基本テクニックを紹介するという内容でした。

講師はインフォクシアの植木さん。
私は一昨年の『shift』(css niteさんのイベント)で初めて植木さんの講演をお聞きしてWebアクセシビリティに興味を持って、「Webアクセシビリティの学校」に参加したいとその頃から思っていたので、今回は念願叶って参加できてよかったです。

↓当日の配布物。お菓子をいただるという心遣いがうれしいo(・ω・。) (※1)

写真:当日配布されたもの。WebアクセシビリティについてのA4サイズの印刷物や、うまい棒やチョコレートなどちょっとしたお菓子が配布されました

Webアクセシビリティは難しい?

Webアクセシビリティに対して「自分には関係なさそう」「なんか難しそう」と考えるWeb制作関係者はまだまだたくさんいるのではないかなと思っています。
なぜそう思うのかというと、今回のイベントの参加者数が上限に達していないからです…!東京開催なのに…!東京開催なのに!速攻売り切れになるんじゃないかとヒヤヒヤしてたのに!

「自分には関係なさそう」「なんか難しそう」と考えている方にこそこのセミナーに参加してほしくて、話を聞いた後にWebアクセシビリティに対する意識がガラリと変わると思います。
Webアクセシビリティはみんなに関係あることで、なおかつ簡単に始めることができるんです。

みんなに関係あるWebアクセシビリティ

前半は世界のWebアクセシビリティ事情や、アクセシビリティの概要などについてご説明いただきました。

Webアクセシビリティは「障害のある人がWebを使えること」と初めは定義されていました。
しかし、高齢者も障がい者のように加齢とともに能力が変化する(見えづらいとか聞こえづらいとか)ため、高齢化社会の進む日本でWebアクセシビリティのJIS規格に「高齢者」という言葉が追加されたそうです。

また、ここ数年でユーザーが情報にアクセスする手段や状況が多様化してきています。
数年前まで存在してなかったデバイスが登場したり(たとえばスマートウォッチとか)、それをどんな場所で見ているのかも様々です。
たとえば日が照ってる眩しい屋外ではスマホの画面は見えづらいですし、電車で動画を見ようしたときにイヤホンがなければ音を聞くことができません。
多様化した状況の中で、見えづらい・聞こえづらい・操作しづらいなどということは一時的に誰にでも起こりうることなんです。なので、WebアクセシビリティはWebを閲覧するみんなのためのもの、というのが最近は一般的な考え方になっているそうです。(インクルーシブデザイン とも呼ばれます)

ユーザー目線でアクセシビリティを考えるということはUXやUIを設計するのと少し似ているのでと個人的には感じて、たとえばユーザーがどういう状況のときにこのサービスを使うのかとか、このボタンは押しづらくないか、などと、Webサイトなどを制作する時にはユーザーのことを考えて設計すると思います。
それと同じようなことを少し考えてあげるだけで、多くの人がコンテンツを閲覧することができる、アクセシブルな状態になります。

いま自分は特にあまり不自由することなくコンテンツにアクセスできていますが、たとえば老眼になったり(老眼人口は日本で7000万人もいるのだとか!)、耳が聞こえづらくなったり、身体の状態が現在も未来も同じであるとは言えないと思います。
それでも今までと同じように情報にアクセスしたいときに、Webアクセシビリティに配慮していれば支援ツールを使って情報にアクセスすることができます。(※2)

こういった理由から、障がい者に配慮することをはじめとして、高齢者や健常者などみんながWebサイトにアクセスできることが大切なんですね。

簡単に始められるWebアクセシビリティ

後半は、実際にどういうことを実施していけばいいのかという具体例をお話ししていただきました。

具体的な項目をここに書くことは避けますが、本当に簡単にはじめられるものばかりです。セミナーでは10項目を教えていただきました。

Webアクセシビリティに配慮するということで一番大切なのは、マシンリータブルであることです。
マシンリーダブルであればブラウザやその他の支援ツール等がコンテンツを解釈でき、結果的に多くの人にコンテンツを届けることができます。
このマシンリーダブルというのはWeb制作時にすごく特別なことをしなければいけないというわけではなく、ページの構造をきちんと考えるとか、見出しを適切につけるとか、画像文字は使わないようにするといった、とても基本的なことが多く含まれています。

JISの規格にあるような厳格なWebアクセシビリティは、全てのWebサイトで実施するのは難しいと思います。
でも、厳格な規格に乗っ取らなくても、少しずつ自分たちができるWebアクセシビリティを実践していくことはできます。そういう小さいな積み重ねをすることで、コンテンツを多くの人に届けることができるんですね。

まとめ

私は独学でアクセシビリティのことを勉強してきたのですが(※3)、セミナーを聞いて知識がさらに深まったので、参加できて本当に良かったです。
今回はアクセシビリティに対して興味関心が高い方が多く参加していたように思うのですが、アクセシビリティに苦手意識を持ってたり興味が薄いという方にすごく参加してほしいセミナーです。

個人的に良かったところ

  • 説明がすごくわかりやすい
  • 少人数で講師との距離が近い
  • フォローアップが充実

3番目のフォローアップは参加者の質問に植木さんが答えてくれるというもので、すでに20以上の質問に答えてくださっているのですが、これが本当にありがたいです。。すごく勉強になるし、フォローアップだけでセミナーのお値段以上の価値を感じています。

次回は長野で4月21日に開催されるそうなので、長野近郊の方はぜひ行って…ほんとうに…!という気持ちです。全力でお勧めします。
Webアクセシビリティの学校 in 長野

当日紹介されていた書籍


(※1) 一番手前の「Web Accessibility FOR Designer」という紙は、高知のデザイナー間嶋沙知(@mjmjsachi)さんが作成されたポスターだそうで。
オリジナルの英語のページを日本語訳してまとめられたみたいです。
すごい素敵…!めっちゃ嬉しい。
Web Accessibility for Designers (英語版のオリジナル)

(※2)ちなみに障がい者の方がどうやってWebサイトを閲覧しているのかは、セミナー中にも紹介されていた総務省のビデオがとても勉強になります。
総務省|情報バリアフリー環境の整備|障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ

(※3) スライド読んだりJIS規格を読んだりとかそういう程度です。。自分で勉強して書いた記事も貼っておきます。恥を忍んで。。

2017年12月17日日曜日

【読書記録】たのしごとデザイン論

カイシトモヤさん著の『たのしごとデザイン論』を読みました。


Amazon リンク

著者のカイシさんは現在私の母校の大学で授業を持っていらっしゃるようで、(私は専攻が違いましたが)勝手に親近感を感じながら読みました。(笑)

デザインの仕事の話がメインかなと思って読み始めましたが、(デザイン業界寄りではありましたが)一般論としてつくる仕事を楽しむためにどういうことを気をつけたらいいのか、どういう考え方を持てばいいのか、ということを丁寧に教えてくれる内容だと思いました。
新人デザイナー向けの本だと思いますが、Webディレクターの私にも共感できる箇所はたくさんあったし、新しい気づきもありました。エンジニアが読んでも面白い本なんじゃないかなと思います。

目次

  • 第1章 デザインを知る、たのしごと。
  • 第2章 あなたとデザインを考える、たのしごと。
  • 第3章 仲間との関係を学ぶ、たのしごと。
  • 第4章 クライアントとの関係を育てる、たのしごと。
  • 第5章 あなたのこれからを創る、たのしごと。

私が特に印象に残ったのは、第4章の「仕事の価値を正しく測ろう」という話。

もう一つ大事なのは、お金に含まれない価値を考えるということです。一つの仕事をすることにより、自分が成長できる、やりたかった新しい世界に行ける、関係を築きたかった人とつながれる、そういった貨幣で得られない価値をきちんと換算することです。
- 4-12 仕事の価値を正しく測ろう。

会社に所属して「その案件を受けるか、受けないか」ということは決裁権がないと決められない場合がありますが、「この仕事は自分にとってどれくらいの価値のある仕事なのか」ということを数値化するのは、自分が仕事をする上で大切にしたいことを考えるきっかけにもなります。 ただ受け身で仕事をするのではなく、自分なりの指標を持てると進むべき道が見えてくるんじゃないかなと思います。

上記の引用のあとに書いてあった、とある制作プロダクションの仕事を受けるための三つの指標がすごい良いと思ったので、これからは自分も指標を持てるように価値を考えながら仕事をするぞと心に決めました。

2017年7月23日日曜日

CSS Nite lp52『ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと』に参加しました

もう一週間経ってしまいましたが、7/15に開催されたCSS Nite lp52『ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと』に行ってきました。
toggeterのリンク

テーマは「戦略」。 クラアントのビジネスに寄り添う、結果を出すということについてWeb制作担当として向き合わなければならなくて、そのために何をしたらいいのか、ということを考えさせられるセミナーでした。

事前にやったこと

課題図書があったので読みました。下記の三冊。

遅読なので3週間前くらいから読み始めましたが、それぞれ程よいボリュームで2日前くらいには読み終わりました。

タイムテーブル

以下、感想などです。

1. なぜ、あなたのウェブには戦略がないのか

登壇者は権成俊さん(ゴンウェブコンサルティング)。
課題図書の「なぜ、あなたのウェブには戦略がないのか」の内容をベースに、実際の案件での事例を紹介していただきました。
本の中にも書いてあるのですが「お客様を選ぶ」ということを実践していらっしゃって、ブレない軸があるからこそ成し得る仕事なんだなぁと感じました。
ヒアリングを重ねて大胆な提案をした事例を紹介していて、「選ばれる理由」を模索することに労力を惜しまない。同じことを実践することは普通の制作会社では到底無理だと思います。
でもクライアントの「選ばれる理由」を見つけて戦略を練る、というところは小さく始められるのではないかと思いました。
そして制作側の自分たちも「選ばれる理由」を打ち出していくことも大切だよなぁと思いました。本当にいま自分に足りていないところだと思っているので。

2.コンテンツマーケティングで導く目的別の勝ちパターン

登壇者は山中もとおさん(マジメ)。
コンテンツマーケティングは自分は全くの専門外なので、タイプ別の事例を紹介していただいてとても分かりやすかったです。本の内容とはあまりリンクしてなかったかな。
タレントさんを使って記事を書くことについても話していて、企業努力で想像以上にお安い価格で仕事を受けてるというのは驚きでした。
よく失敗するケースとして「自己満足はNG」という話があり、「それ分かるー!」と一人でうなずいてしまいました。(自分にも心当たりがあるので状況を打開したいなと思いつつ、なかなかうまくいかないジレンマが…)

3.ヒアリングLIVE

登壇者は田口真行さん。(デスクトップワークス)
以前田口さんの有料放送でヒアリングの回を見ていたのですが、今回は実際にライブでヒアリングをしてみるという内容でした。ヒアリングの時間が約20分っていうすごいスピード感。笑
たまに笑いを混ぜていたり、演出をこだわっているところは流石だなぁと思いました。(でもBOOWYネタは分からなかった世代です、すみません。。)
他のディレクターさんのヒアリングの様子を見ることは普段ないので、実際に話を引き出していく様子を見れたのは勉強になりました。短いヒアリング時間の中でも抑えるところは抑えていいらっしゃったので、自分のプロジェクトでも真似していきたいです。
あと、突飛なアイディアが出てきましたが、そうやって話をまとめていくのもありなんだなーと。

4.クライアントワークをうまく進める 5つの視点

登壇者は益子貴寛さん(まぼろし)。
益子さんが一番初めにおっしゃった「今日のセミナーは、クライアントとのイコールパートナーシップが大切ということに集約されるのではないか」という言葉がまさしくその通りだと思いました。お客様が上とか制作会社は下とかではなく、一つのチームとしてプロジェクトを進めていくことが大切だよなぁと。
5つの視点についても、自分はふんわりとしかやっていなかったことが言語化されていたり、新しい視点がたくさん得られたのですごくよかったです。
でも益子さんがおっしゃってたことって、結局は誠実に仕事をこなしていくということなんですよね。それでいて対等な関係を築けるようにしていかないとなと思います。

5.築城10年、落城3日。こだわりのあるWebデザイン、やるからには本気で良いものを!

登壇者は中川直樹さん(アンティー・ファクトリー)。
昨年参加したCSS Nite LP46「ビジュアル・ドリブンのデザイン」でお話しされていて、今回はそのバージョンアップ版の内容で、前回よりもより深い話を聞けてよかったです。(昨年の内容)

現状の考察と戦略の差異を埋めるところから始め、言語化できないイメージをイメージボードとしてクライアントと一緒に作り上げていくという手間をかけた工程を経ることで、全員が同じ判断基準を持つことができるということは画期的な方法だなぁと思います。
始めの権さんとも共通しますが、「自分たちはどういう価値を提供できるのか」ということを考え抜いた結果、こういう方法にたどり着いたんだろうと思います。
簡単には真似できない。難しい。

6.マーケティングオートメーションで実現する、Web戦略の実行

登壇者は志水哲也さん(タービン・インタラクティブ)。
まず一番初めに驚いたのは、課題図書だった「若手Web担当者と〜」は小説だったということ!普通に技術書だと思ってた…(本の感想 「ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら?」を読んで)。
Webの仕事に18年も従事されていて、Webが本当に好きで、そこで働く人たちの価値を高めていきたいという強い思いを持っていらっしゃって、非常に感銘を受けました。
私たちが戦略に入っていくことの重要性について説いていて、自分このままだとヤバいかも、という危機感を持ちました。
私は営業や経営の知識がほぼ皆無なので、顧客を知るために勉強しないと生き残れないんじゃないかなとも思いました。

まとめ

「戦略」というテーマでしたが、今まで自分ではやってきていない領域の話から、日々の仕事にすぐに試せる実用的な話まで、幅の広い内容でした。
CSS Niteは今回で3回目でしたが、毎回内容が濃くて終わった後は情報量の多さにヘロヘロなります。
自分のこれからの仕事について非常に考えさせられる内容で焦りを感じるのですが、まずは今の自分にできることを着実にやらないとなーと思います。

あと、次回はセミナー終わった翌日には感想書こうと思います。(猛反省中)

2017年7月15日土曜日

「ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら?」を読んで

7/15に開催のCSS Nite LP52 「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと」の課題図書に指定されていたので読みました。


良かったところ
・インバウンドマーケティングについてざっくり知れる

いまいちだったところ
・ストーリーの配分が多すぎて、もう少し体系的なことを知りたかった
・某インバウンドマーケティングツール推しで、他のツールとの比較はない

タイトルの通り、50代のベテラン営業マンと20代の若手Web担当者がタッグを組み、インバウンドマーケティングという手法を取り入れて、苦労しながらも自社の新製品の売り上げを伸ばしていく…という内容。
頼もしい仲間たちや分かりやすい悪役が出てきて、ストーリーが進みます。

顧客を見つけるのではなく顧客に見つけてもらい、全員一律ではなくパーソナライズした情報提供を行う…というところがインバウンドマーケティングの肝なのですが、知りたいことは簡単に調べることができる現代においてとても納得できるマーケティング手法だと感じました。

内容の95%程度がストーリー仕立てになっているためかなり読みやすい作りで、かつ大事なポイントは抑えているので、webマーケティングの入門書としてはとっつきやすいと思います。

ただ、登場人物が少年漫画のように大げさな部分があり、読んでいて冷めた気持ちにもなりました。
「ーーううう、駄目だ!書けない!」とパソコンの前で叫んで机に突っ伏してしまうようなかわいい中年男性は存在しないんじゃないかなと思います。(笑)

具体例に則って話が進むので分かりやすかったのですが、その反面体系的な話はほとんど書いていないので、詳しく知りたければ他の本で補完した方がいいかなと思います。

あとは著者さんが使っている某マーケティングツールが本のなかで出てくるのですが、ストーリーの中でちょくちょく名前が出てくるのですごく宣伝臭を感じます。私がひねくれているのかもしれませんが。(笑)
そのツールのサイトを見てみた感じ確かに便利そうなんですが、他のツールと比較して判断したいので、もうちょっと控えめに盛り込んでもらえると好感度が上がったのになと思いました。

この文章を書き始めて資料がダウンロードできることに気が付き、試しに該当URLにアクセスしてみたところ、この本に書いてある手法を実践されていました。
乗っかるのが癪だったので(ひねくれ)ダウンロードしなかったのですが、そのうちダウンロードするかもしれないです。

この本のオチが自分自身がインバウンドマーケティングの対象になるというのは、なかなか新しい体験でした。(笑)

セミナーではどんなお話しをされるのか楽しみです。